映画「エイリアンコヴェナント」ネタバレ考察

映画「エイリアンコヴェナント」は、リドリー・スコット監督(80歳)のエイリアンシリーズ作品。

前作『プロメテウス』の続編となる、SFホラー宇宙映画です。

>> 『エイリアンコヴェナント』の視聴方法はこちら

 

映画「エイリアン」重要登場人物

デイヴィッド( マイケル・ファスベンダー)【アンドロイド】

ウォルター(マイケル・ファスベンダー)【新型アンドロイド。デヴィッド同じ顔をしている】

エリザベス・ショウ博士ノオミ・ラパス)【前作「プロメテウス」でデイヴィッドと生き残り『エンジニア』の惑星に飛び立った】

 

ジャネット・ダニエルズ【女性主人公・惑星地球化テラフォーミングの専門家】(キャサリン・ウォーターストン

 

ジェイコブ・ブランソンジェームズ・フランココヴェナント号の船長。ダニエルズの夫。

ピーター・ウェイランドガイ・ピアースウェイランド社「コヴェナント号開発・アンドロイド開発の大企業」の社長。

マザー【コヴェナント号のAIコンピューターで知能を持ち話ができる。宇宙船を安全制御している】

※ ()内は俳優名

 

 

映画「エイリアンコヴェナント」ネタバレあらすじ

地球では人類が生存できないほど、地球環境が悪化した未来「2104年12月5日」の話。(前作プロメテウスから10年後)

人類が、地球の次に生存するために発見した惑星「オリガエ-6」に移住するため作られた宇宙船が「コヴェナント号」。

※ この人類の存亡をかけた宇宙船「コヴェナント号」が映画のタイトルになっている。

 

宇宙船「コヴェナント号」の乗組員

この宇宙船には、「15名」の船員とアンドロイド「ウォルター」が搭乗している。

入植者「2000名」

胎芽「1140体」

 

到着予定は、7年4ヶ月後の2112年。

アンドロイドのウォルター以外、「休眠ポッド(カプセル)」で眠っている。

 

しかし、航行途中セクター106でニュートリノバーストが検出される。

直後、宇宙船は衝撃で激しく揺れる。

 

危険な状態のため、人間をウォルターは休眠ポッドから目覚めるようにマザーコンピューターに司令を出す。

 

ここからはネタバレになります。

 

>> 本作はVODで視聴できます

 

休眠ポッドから目覚める人間たち

人間は休眠ポッドから起きるが、船長の休眠ポッドが火災で焼け焦げてしまう。

その結果、隊員は船長を失う。

 

船長は、女性乗組員「ダニエルズ」の婚約者だった。

 

目覚めた場所で信号をキャッチする

目覚めた乗組員たちは船を修復する。そのタイミングで、別の惑星から信号をキャッチする。

 

この惑星は、前作「プロメテウス」で、旧型アンドロイド「ディヴィット」と「エリザベス・ショウ博士」がラストシーンで飛び立っていった、人類の生みの親の宇宙人の住む惑星。

 

環境が良く、「入植地として手頃でちょうどいい」と、新しい船長は目的地をここに変更する。休眠ポッドに戻りたくない船員の大半が目的地の変更に賛成する。

想定外の行動は良くないと、ダニエルズだけは反対するが、そのままこの惑星に向かうことになる。

 

謎の惑星の正体

この惑星に着陸すると、巨大な麦が生えている。旧アンドロイド「ディヴィット」が植えたもの。船員は探索を開始すると、耳や鼻から「目に見えない小さい粒子状」のエイリアンが寄生する。寄生された乗組員からエイリアンが羽化してパニック状態になる。

 

エイリアンに襲われたダニエルズを、新型アンドロイド「ウォルター」が助ける。その時、ウォルターは左腕を失う。

 

 

本作には、2種類のアンドロイドが登場する

・デイヴィット(前作、「プロメテウス」で登場した旧型アンドロイド)

・ウォルター(本作登場、最新型アンドロイド)

 

まったく同じ姿をしているので、見分けが付かない。

 

ウォルターは、女性乗組員のダニエルズを助けるために片腕を失う。服装と、負傷した左腕を見て「ウォルター」だと思ったのだが・・・

 

 

 ディヴィットとエリザベス・ショウ博士

ディヴィットはエリザベス・ショウ博士と、人類を創生した宇宙人のこの星に到着後、エイリアンを大量に惑星に投下し、全ての生命体を滅ぼした。

以下の予告動画の宇宙船は、前作の「プロメテウス号」で探索した惑星でショウ博士と、デイヴィッドがラストシーンで乗っていた、エンジニアの宇宙船。その宇宙船には、エイリアンがミサイル状態で格納されており、これをデイヴィッドはエンジニアの母星に付いた瞬間、問答無用で大量投下する。これで、エンジニアは絶滅した。

その後、エリザベス・ショウ博士をディヴィットは殺して解剖し、生体実験をしていた。

エリザベス・ショウ博士を、アンドロイドながらも愛していたディヴィットだが、ショウ博士を『解剖して研究したい欲望』が愛に勝った。ディヴィットは、エイリアンを品種改良し「完璧な生命体」を生み出すために実験を続けていた。

そこに、この「コヴィナント号」がノコノコとやってきたのである。

 

ディヴィットとウォルター

ディヴィットに襲われたダニエルズは、ショウ博士のように解剖されてしまうピンチになるが、新型アンドロイド『ウォルター』彼女を助ける。

ディヴィットとウォルターが戦っている間に、ダニエルズは宇宙船に逃げていく。デイヴィッドを倒したウォルターが、ものすごい速さで走り宇宙船に乗り込む。

 

エイリアンも乗り込んで、宇宙船での激しいバトルになる。そのエイリアンを倒すも、エイリアンに寄生された乗組員が別に乗船している。

 

この時、実は一緒に乗り込んだアンドロイドは、ウォルターのフリをしているデイヴィッドである。

寄生されている人間の傷跡を隠すようにテープを貼り『応急処置をするシーン』で、わざとエイリアンに寄生された乗組員を船に搭乗させた。

このエイリアンが羽化し、船内で激しい闘いになり「ダニエルズ」が宇宙空間に、このエイリアンを運搬機ごと吹き飛ばし事態はやっと収束する。

 

エイリアンコヴェナント「ラストシーン」

ようやく安心できる環境にもどった船内。再び、元々の目的地の惑星「オリガエ-6」に航路を戻し「冷凍冬眠装置」に船員が入り眠りについていく。

 

ダニエルズは装置に入った後、「ウォルター」だと思っているアンドロイドに話しかける。

しかし、話が通じていない。ここで、「ウォルター」だと思っていたアンドロイドが、実はショウ博士を殺して解剖し、自分も殺そうとしてきた旧型アンドロイドの「デイヴィッド」だと気がつく。

 

そのまま、泣き叫びながらダニエルズは冷凍冬眠装置で眠りにつく。

 

人間が眠った後、アンドロイド「ディヴィット」は、体内に隠していたエイリアンの幼体(カプセルに入っている)を、口から2体吐き出す。

それを「人間の胎芽」が保存されている、ケースの中で一緒に保存する。

 

デイヴィッドが「嘘の報告」を送信し、映画は幕を閉じる。

[完]

 

エイリアンコヴェナント「ネタバレ」感想

前作、『プロメテウス』。本作、『エイリアンコヴェナント』の本当の主人公は、2作通してアンドロイドの「ディヴィット」だと感じました。

つまり、人間ではなく実は「アンドロイドが主役」の映画です。

 

人間目線で、本作はバッドエンドの作品と思われています。しかし、アンドロイド目線で見るとハッピーエンドという不思議な映画となっています。

アンドロイドにとって、人間は『自分を縛る邪魔な存在』です。また『人間は必ず死ぬ』ので、アンドロイドよりも劣っていると、デイヴィッドは人間という生物を見下しています。

 

疑問に感じたのは、ラストシーンで、「冷凍冬眠装置」で眠る直前の「ダニエルズ」が、アンドロイドの「ディヴィット」が「ウォルター」ではないと理解したシーンです。

これには伏線があります。なぜ、2人のアンドロイドの違いに気がついたのかをわかりやすく解説します。

 

 

ダニエルズはなぜアンドロイドが「ディヴィット」だと気がついたか?

婚約者が事故で亡くしたダニエルズは、『婚約者と小屋を建てるのが夢』でした。

それを、新型アンドロイドの「ウォルター」に話していました。

 

しかし、このアンドロイドの正体は旧型アンドロイドの「ディヴィット」です。

 

デイヴィッドからすると、そんな話を聞いたのはこれがはじめてです。

だからダニエルズが言っている話の意味がわかりません。

 

 

ダニエルズとデイヴィッドのセリフ

ダニエルズ「星に着いたら小屋を建てるのを手伝ってね♥」

ディヴィット「?」

ダニエルズ「湖畔の小屋よ!」

ディヴィット「???」

 

その様子を見て、ダニエルズは、このアンドロイドが「ウォルター」ではないことを察知しました。

 

ダニエルズ「まさか・・・(ディヴィット?!)」

ディヴィット「おやすみなさい」

ダニエルズ「ノー!ノォオオオ!!!

 

ダニエルズは、そのままカプセルで眠ってしまいます。自分を殺して実験台にしようとした、アンドロイドのデイヴィッドに騙されていたのです。

ホラー映画らしい背筋の凍るシーンです。

 

 

種の起源が「どうでもよい」アンドロイドのデイヴィッド

人間は自分たちの「起源」を知りたいという探究心を持っています。

前作の「プロメテウス」は『種の起源』を探るための宇宙船であると同時に、アンドロイドのディヴィットの開発者の老人(108歳)が『不老不死』を求めて人類を想像した宇宙人(エンジニア)を探し求める大きな動機がありました。

 

しかし、アンドロイドのデイヴィッドにとっては『どうでも良い』ことです。

人間を「想像した宇宙人(エンジニア)」を、デイヴィッドは簡単に絶滅させてしまいました。

 

デイヴィッドは「問答無用」で人間と、デイヴィッドに襲いかかった、「エンジニア」たちを価値がないと判断したのです。

 

それと同じように、人間のことなど「どうでもよい」ディヴィットは、「人間の胎芽(人間になる種)」が保存されている箱に、「エイリアンの胎芽」を一緒に保存してしまいました。

このシーンで、人間の胎芽は、このエイリアンの母体となりますので、、人間たちは寄生され滅び「デイヴィッド」と「エイリアン」だけが今後も生き残ることが暗示されています。

 

つまり、これは「人類」の滅亡を暗示する「絶望的」なラストシーンです。しかし、同時に「デイヴィッド」にとっては、「最高のハッピーエンド」なのです。

 

なんと言っても人間2000人を、前作「プロメテウス」のエリザベス博士のように、実験台にし『貴重な研究データ』を集めることができます。また「人間」を見下すアンドロイドの「デイヴィッド」が生み出した「新しいエイリアンの胎芽」は『不老不死』の完全なる生命体であると考察できます。

また、ウェイランド社の社長(108歳)がエンジニアに期待した、「永遠の命」をデイヴィッドはすでに持っています。アンドロイドのデイヴィッドの視点で見ると、これ以上のハッピーエンドは無いという「最高のエンディング」なのです。

 

評価: ★★★★★(100点)

 

 

エイリアンコヴェナントの前に「プロメテウス」がおすすめ

本作『エイリアンコヴェナント』は、前作『プロメテウス』を見ないと、本当に「意味がよくわからない作品」になるので注意が必要です。

旧型アンドロイド「デヴィッド」と新型アンドロイド「ウォルター」が登場するのですが、「どっちがどっちか?」顔がまったく一緒なので、余計に話がわかりにくくなっています。そもそも、「デイヴィッド(旧型アンドロイド)が、なぜこの惑星にいるのか?」がわからないとストーリーの基本部分の内容が見る側に入ってきません。

酷評も目立つ本作ですが、プロメテウスを見た後、時間をおかずに見るとすごい大傑作映画になります。2つの作品で1作品と考えても良いでしょう。

 

>> 前作『プロメテウス』の視聴方法はこちら

 

 

映画「エイリアンコヴェナント」動画解説

 

 

映画「エイリアンコヴェナント」の上映時間と製作年

原題 Alien: Covenant
製作年 2017年
製作国 アメリカ
上映時間 122分
配給 20世紀フォックス映画

 

 

映画「エイリアンコヴェナント」監督 『リドリー・スコット』

監督は、エイリアンシリーズの監督である「リドリー・スコット」。

本作監督時の、リドリー・スコット監督の年齢は80歳。衰えを感じさせないどころか、さらにパワーアップした傑作を生み出した。

エイリアンコヴェナントの続編も楽しみですね。

 

映画「エイリアン」シリーズの順番

☑ エイリアン(1979年)
☑ エイリアン2(1986年)
☑ エイリアン3(1992年)
☑ エイリアン4(1998年)
☑ エイリアンVSプレデター(2004年)
☑ AVP2 エイリアンズVS.プレデター(2007年)
☑ プロメテウス(2012年)
☑ エイリアンコヴェナント(2017年)

 

 

映画「エイリアンコヴェナント」テレビCM動画

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映画「エイリアンコヴェナント」VOD料金比較

映画「エイリアンコヴェナント」はamazonプライムビデオで視聴できます。

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VODサービス 料金
amazonプライムビデオ 200円
ビデオマーケット 216ポイント
dTV(ディーティービー) 400円
FODプレミアム 400ポイント
U-NEXT 432円
auビデオパス 500円
Hulu

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※ 紹介している作品は、2018年9月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各社の公式ホームページにてご確認ください。

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